天制覇外伝 ベロニカナインは陸の海賊となってヒャッハーするターン性ストラテジーです。
ストーリー
闇薬剤師の仕事が儲からなくなり、飲んだくれてフラフラしていた主人公ユーロ。そんな時、女海賊ベロニカナイン(ミランダ)に誘われ海賊となります。早速、若頭として迎えられたユーロでしたが、ベロニカとの海賊生活も長くは続きませんでした。 親殺しの罪でセキハタから追われるベロニカは、追手との戦いの最中、谷へと転落。機体を残し行方不明となってしまいます。
ユーロは手下達をまとめ上げ、行方知れずのベロニカの捜索をはじめるも、次第に各勢力との抗争へに巻き込まれていくことになります。
海賊稼業が楽しいストラテジー
本作は海賊となって、手下を集め、金を稼ぎ、軍備を拡張していくストラテジー。荷運びやアルバイトなどの真っ当な仕事から、売春宿の経営、銀行強盗、村落で略奪、輸送部隊を襲撃なども可能です。当然、ヤクザな仕事の方が儲かりますが、対象勢力との関係悪化などのデメリットもあります。 また、登場する女性キャラの多くは「口説く」ことでH可能。手下の女の子はもちろん、大枚はたいて買った奴隷、攫ってきた村娘、実の妹だって見境なしです。
一定確率で捕虜を取れる仕組みも相まって「敵軍のあの娘が欲しい」という目標も出てくるでしょう。
また、Hにもゲーム的メリットが用意されており、女性キャラは10回、主人公なら30回で覚醒。特殊な能力を一つ習得することができます。
ゲームがはじまってしばらくすると妹も口説けるように……。手ごわい難易度
本作は同サークルの天制覇や雷神7に比べればシンプルで取っつきやすい作品ですが、バランス調整としてはシビア寄りです。イベントでくれる最新鋭機も普通に爆散しますし、エースパイロットも撃墜されて捕縛、そのまま帰ってこないこともあります。とくに本作独自の仕様を理解していないと、手下集めの段階で躓くかもしれません。そのあたり、大体マニュアルで補足されているのですが、これは知っておいた方が良いというポイントだけ書いておこうと思います。
在野の手下は他勢力にも登用される
酒場で仲間にできる手下は、時間経過で他勢力に登用されてしまいます。 そのため、最初の都市に引き籠ってニート海賊していると、序盤の立ち上がりがキツくなります。酒場は複数回訪れる方が良い
酒場で「なにもない」と言われることがあるが、何度か訪れると実際にはある場合があります。行動消費せず何度でも試せるので、特に序盤で仲間を集める場合に有用です。移動指定後にユーロが行動済みにならない
これを利用すれば1ターンで2回行動が可能になります。
ユーロが必要な行動は沢山あるので、ぜひ活用したいところ。
パラメータは命中が大事
機動の高いGW相手には命中の低い攻撃は当てづらいです。
攻撃力だけに囚われて装備を選ぶと、産廃と化します。
セーブは要所で分けておく
イベントでは敵部隊の襲撃や、村落/都市が滅びることがあります。
うっかり詰む可能性もあるため、要所でセーブデータは取っておきましょう。
アルバイトなど複数選択する場合、ドラッグで楽に選択できる
マウスクリックでポチポチしなくても、一気に選択できます。便利。
あとがき
今回は最近再プレイした「天制覇外伝 ベロニカナイン」をご紹介しました。
チクチクお金を稼いで自軍を強化していく楽しみがある作品なので、Mount & BladeやKenshiなんかが好きな人はハマる素養があるかもしれません。
ツボを抑えたGWも多数登場するので、メカ好きにも良いでしょう。
また、最新バージョンでは難しさの一因だった時間制限「200ターンの壁」が撤廃。発売当初よりも遊びやすくなっているのではないかと思います。
本文中では触れませんでしたが、外伝というだけあって、本作は雷神シリーズの背景設定が下敷きとなっています。正史と違う展開を見せるのでIFっぽいですが。
もちろん、知らなくても本作を楽しむことができますが、共通する登場キャラもいるので、知っているとより楽しめるかと思います。
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